皆さん、こんにちは!栄養科のうんちく大好きメンズRDです!
本日は行事食として秋の味覚フェアを開催致しましたので、その模様を私がお伝えします。
どうぞよろしくお願い致します。
日に日に寒さが増していき、木々の紅葉が徐々にみられ、季節の変わり目を感じる今日ですが、本日はそんな秋の食材をふんだんに取り入れた和食献立です。
きのこご飯にゆず香る秋味の幽庵焼き、栗が入った季節感を味わえる茶碗蒸し、春と秋に年2回おとずれる旬のかぶの甘酢和え、そして秋の果物梨です。
やはり旬の食材は香り高く食欲が湧いてきますね!
炊きたてのきのこご飯に
スチームコンベクションオーブンで蒸し上げた茶碗蒸しです。
茶碗蒸しの最大のポイントと言えば、出汁に入れた卵の固まり具合ですが、黄身が完全に固まる温度は約70℃、白身は約80℃です。高温で沸騰させてしまっては”す”が入ってしまいますが、双方が完全に固まる温度である必要があります。温度管理が難しいですが、80~90℃の温度で蒸すのがポイントですね!
本日の行事食を召し上がられた方からは「茶碗蒸しは普段出ないから嬉しい」、「季節を感じられるお食事で大変美味しかったです」と秋の味覚を存分に楽しんで頂けました。
また、15時のおやつには紅葉をイメージした練り切りも提供しました。
さて、次回の郷土料理ですが・・・
とその前にもう一つだけ秋の食材についてうんちくを語らせて下さい!
それは実りの季節を代表するきのこについてです。
きのこはヘルシー食材としておなじみですが、実はそれだけではないのです!
お腹の調子を整え、腸内の有害な物質を排泄する働きのある食物繊維が豊富に含まれます。また、カルシウム吸収を促進するビタミンDや肌の調子を整えるビタミンB群等のビタミン類、ナトリウムを対外に排出する働きのあるカリウム、骨や歯の材料に欠かせないリン等のミネラル類も多く含んでいるのです。
さらに、きのこの中でも、椎茸特有の成分であるエリタデニンには、血液中のコレステロールの代謝を促進して体外に排出する働きがあります。エリタデニンは乾燥させても壊れることはありませんが、水に溶けやすい成分なので、干し椎茸を使う場合は戻し汁を活用すると栄養も摂れ、旨み成分のグアニル酸で美味しさアップにもなるわけです!
長くなってしまいましたが、そんな低カロリーで高栄養食材のきのこを積極的に摂っていきたいですね!
さて、次回は10月26日(月) 郷土料理の日 熊本県の高菜めしと太平燕(タイピーエン)を提供予定です!
いったい太平燕とはどんな料理なのでしょうか?
その模様は次回たっぷりとお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!
Posted by メンズRD
0コメント