皆様、こんにちは!
先日、郷土料理の日~熊本県偏~をお伝えした際、ミニトマトを用いて熊本県のマスコットキャラクターを演じましたメンズRDです。
本日は毎月恒例の行事食です!
今回、冬到来御膳を提供しましたので、その模様を私がお伝えします!
11月に入り木々の葉が散り始め、めっきりと寒さが増しておりますが、北海道内では雪が降り始めたところもあり、ついに冬が来たなと感じますね。
そんな冬の訪れを感じられる本日のメニューはこちらです!
さつまいもご飯に石狩汁、ナスの和え物、果物は柿です。
まず、さつまいもご飯についてですが・・・
もしかすると、皆さんはさつまいもの旬は秋でしょ!というイメージをお持ちかもしれませんね。でも実はさつまいもが本当に美味しいのは秋から冬にかけてなんです。というのも収穫後、寝かせて熟成させることで、甘くて美味しいさつまいもに変化するのです。地域や品種により異なる点はありまあすが、全国的に収穫時期は8~11月頃で、美味しく食べられるのは2~3ヶ月後の10~1月頃になるのですね。
本日のさつまいもの熟成具合はいかがでしょうか!?
それでは、厨房でのさつまいもご飯作りを見てみましょう!
ご家庭でさつまいもご飯を作る時は、さつまいもとご飯を一緒に炊くことが多いですよね。しかし、30合分を一度に炊く大量調理では、混ぜ込む際の崩れ防止のため、さつまいもはこのスチームコンベクションオーブンで火入れ加減を調節します。
※スチームコンベクションオーブンとは、コンベクションオーブン(ファンにより熱風を強制対流させるオーブン)に、蒸気発生装置を取り付け、熱風または蒸気をそれぞれ単独で利用して、「焼く」ことや「蒸す」ことができます。また、同時に利用することで、「煮る」「炊く」「炒める」などができる、大量調理には欠かせない多機能な加熱機器なんです。
蒸す際に塩を振ることで、さつまいもの甘み、香りがより引き立ちます。きれいな色で蒸し上がってますね~。
その後少量の塩を入れて炊きあげたご飯と合わせ、さっくり混ぜるといもを崩すことなく、盛り付けることができます。
【上写真:米飯、下写真:全粥】
今回は旬であるさつまいもの甘み、香りをより感じて頂くため、塩を少なめにしました。
召し上がられた利用者さまからは「さつまいもご飯は子供の頃に食べた以来だったから、昔を思い出した。さつまいもは甘くて美味しかった」とのお言葉を頂きました。しかし、中には「塩加減がもう少しあると、もっと美味しかったと思う」との意見も頂きました。皆さまにより美味しく召し上がって頂けるように、栄養科一同引き続き努力して参ります!
続いて石狩汁は、北海道の郷土料理の石狩鍋をモチーフにしました。味噌ベースのお汁に鮭を主材料とし、玉ねぎや大根、ごぼう、人参等の野菜を煮込んだ、まさに寒さが増す冬のはじめに食べたい一品ですね。
こちらも均等に盛り付けが出来るように鮭は酒で臭みを取り、味噌ベースのお汁と一緒にスチームコンベクションオーブンで煮込んでからお椀に盛り付け、その上から具沢山のお汁をよそいました。
副食のナスの和え物は細かく刻んだしそがアクセントとなりさっぱり頂けます。果物の柿は今年の最後の提供となりました。
さて次回は、今年最後の行事食となります!
12月25日のクリスマスの昼食にパエリアを提供予定です。15時のおやつにはクリスマスケーキもご用意しております!
Posted by メンズRD
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