ギンナンの皮むき

今日は最高気温が8℃でしたが、温度の割には暖かさを感じられる一日でした。

かけはしの北側にはイチョウ並木があり、ギンナンが実る木が何本もあることから、時期になるとギンナン拾いをされる方がよくいらっしゃいます。

かけはしデイケアでは、リハビリや運動のために利用者の方と星の庭やかけはし周辺を散歩するのですが、散歩の途中でギンナン拾いもされていたようです。

拾ったギンナンは、土と一緒に袋に入れて花壇に埋めることで、中の種を取り出しやすいようにしておきます。そして、穏やかな日となった本日、デイケアの主任が数名の利用者の方とギンナンの皮むきを行っていました。

ひとりの方が柔らかくなった皮をむいて中の実を取り出します。あとの2名の方が、種を洗っていきます。直接触れると手がかぶれることがありますので、ビニル手袋とエプロンを着用して行います。

ギンナンを拾ったり踏んづけたりしたことのある方はご存知でしょうが、ギンナンはとってもクサいです。しかし、利用者の皆さんは慣れておられることもあり、「そんなに匂わないよ」とまったく気にすることなく取り組まれていました。

一方、水をかける係を担当していた主任さんはギンナンから一番遠かったにも関わらず、ギンナンの匂いに参ってしまってノックアウト寸前でした。

それでも最後はどれだけ採れたか、ギンナンをしっかりと掲げてアピールしています。


この後、新聞紙などに広げて風とお日様に当てて乾燥させます。

良く乾いたら、電子レンジで加熱したり、煎ったりして食べることができます。

今回、かなりの量のギンナンが採れましたが、食べ過ぎには要注意です。ギンコトキシンと呼ばれる物質が食中毒を引き起こすことがあるため、どれだけ多くとも一度に食べる量は30個くらいにしておくと良いと思います(お子さんの場合は人によって7個くらいでも食中毒の可能性があるとのことで、さらに注意が必要とのことです:「園芸有毒植物図鑑」淡交社刊より)。

今回収穫したギンナンは乾燥後、ギンナン拾いをされた方にお持ち帰り頂くようです。

茶碗蒸しに入れたり、秋の味覚をお楽しみいただけると良いですね。


Posted by 園芸療法士

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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