先日、かけはし屋上のリニューアルプランが第31回緑の環境プラン大賞にてコミュニティ大賞を受賞したことをお伝えしました。
現在、プランの実現に向けて少しずつ準備を進めています。
来年の5月末から6月上旬に予定されている屋上ガーデンのオープンに向けて、造成の経過を当ブログにてお伝えしていきたいと思います。
さて、1枚目の写真をご覧いただいたかと思いますが、こちらは昨年(2019年)11月の花壇の様子です。屋上花壇には、2017年の夏頃から植栽が進められ、さまざまな宿根草が植えられていました。
季節の流れの中で様々な花が咲いてとても綺麗でしたが、ここ2年冬場の小雪が続いたことで苗の傷みが目立っていました。また、昨年夏に星の庭ができたことで、かけはしの特徴でもある大階段を開放し、地域の方にも利用していただけるような場にしていく必要があるのではないかとの声が上がったことで、この場所をリニューアルすることになりました。
リニューアルに向けて、まずは花壇に張っていた防草シートをはがし、重しとして載せていた乱形石を花壇から下ろしました。その状態が次の写真です。
そして今年の秋、星の庭ガーデナーズクラブの皆さんの協力を受けながら、植えられていた宿根草をリニューアルプランのイメージ図に合わせて移動しました。
赤いペイントをされた杭は今後、トンネルの骨組みを建てる際の目印です。
何となくトンネルとなる場所のイメージが見えるでしょうか?
今年の間、花壇に手を入れられたのはここまでです。
すでに土がカチカチに凍っていますので、樹木など残りの植栽は来春、雪が溶けてからの作業になります。
ここで力強い助っ人の登場です。
防草シートの重しとして使っていた乱形石は、トンネルの下の園路に再利用します。
さすがに私たち素人仕事では綺麗に仕上げられないので、真鍋庭園緑化の皆さんにお願いしました。
園路を作る際には砂を敷いて高さを揃えていくのですが、そのための大量の砂袋をバケツリレー方式で屋上に運んでいる様子です。
声を掛け合いながら、テンポ良く運んでいますが、さすがに身体にはこたえる仕事です。
作業後は息を切らしておられる方がほとんどでした。寒い中、どうもありがとうございます!
さて、もうひとつお願いしているのは、トンネルの骨組みの組み立てです。
緑のトンネルを実現するためには、しっかりとした骨組みが必要です。
トンネル用には5つのハウスを使用します。冬の間に組み立てておいて、来春に園路工事と同時に設置して頂く予定です。
どんどんと気温が下がって、屋外での作業が大変になっていきます。
おそらく、年内にできるのは、骨組みを組み立てるところまででしょう。
屋外作業は雪が溶ける頃からスタートになりますが、それまでに装飾や資材の準備など、やることはたくさんありますので、それについてはまた続報でお伝えしたいと思います。
では、不定期でお送りするこの「屋上ガーデンができあがるまで」シリーズもぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。
Posted by 園芸療法士
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