今回はひな祭りの日に提供した昼食と15時のおやつを紹介させて頂きます。
昼食のメニューはちらし寿司、すまし汁、鶏の梅しそ焼き、菜の花の和え物でした。
ひな祭りの定番メニューと言えばちらし寿司ですが、昔から華やかで縁起の良いちらしい寿司が皆さまに好まれひな祭りを祝う食べ物として定着していったそうです。
今回のちらし寿司は彩りがよくなるように錦糸卵、キヌサヤ、とびっこ、さくらでんぶをちらしました。
酢飯には人参、れんこん、かんぴょうを混ぜ込んであります。
ちらし寿司の具材である錦糸卵は「金銀の財宝」を表し、人参は「根を張るように」、れんこんは穴が空いているため「将来の見通しがきくように」等それぞれ縁起の良い意味をもっています。
さくらでんぶのキレイなピンク色は桃の花の色に似ていることからよく用いられます。
地域によっては海の幸をふんだんに使ったものや、ご飯に山菜を混ぜ込んだものなど特徴があるようです。
おせち料理等もそうですが、昔の方が食事をただ美味しく食べるだけではなく様々な願いを込めて頂いていたという伝統が、今の時代でも受け継がれているのはとても素敵ですね。
今回の献立の主菜は少し赤色が付くように鶏の梅しそ焼き、副菜は春らしさが出るように菜の花の和え物、すまし汁には花型の生麩を使用しました。
実際に召し上がった方からは「ちらし寿司がとてもキレイでおいしかった。」「生麩がかわいくてよかった。」「ひな祭りにふさわしい。ごちそうさまでした。美味しかったです。」等のご感想を頂きました。
入所者さまに伺うと、娘さんがいらっしゃる方はひな祭りのお祝いで手の込んだちらし寿司を作っていたと嬉しそうにお話を聞かせてくださいました。
また、元々旦那さんとお寿司屋さんをやられていた入所者さまからは「酢飯がもう少し甘くてもよかったね。」とご意見を頂きました。
まだまだ、栄養士として勉強することは多くありそうです。
その方はお店で余った新鮮な魚を使ってちらし寿司を作り、従業員の方々に振る舞っていたと教えてくださいました。
皆さまひな祭りに関する思い出はたくさんあるようでした。
15時のおやつにはほんのりピンク色の桜の練り切りを提供しました。
大雪が降り、外はすっかり冬景色に戻ってしまいましたが、一足先に春らしさを感じて頂ければという思いを込めて選びました。
やはり入所者さまには餡物のファンが多くいらっしゃり、とても好評でした。
しかし、小さいため「美味しかったけどすぐ食べ終わっちゃった。」と名残惜しそうに話されている方もいらっしゃいました。
まだまだ寒く、帯広に春が来るのはもう少し先になりそうですが、皆さまお体に気を付けてお過ごしください。
次回の行事食は4月1日(木)に”かけはし開設記念御膳”を提供予定です。
ぜひそちらの内容も楽しみにしていてください😃
Posted by ぱっつんRD
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