屋上ガーデンができあがるまで その5

あっという間に5月の連休も終わり、気温が上がってきました。

今日は午後から風が強まったものの、帯広では最高気温が26℃を上回る夏日になりました。

この陽気で星の庭の木々や植物もぐんぐんと芽吹いて新緑が鮮やかです。


さて、屋上ガーデンのリニューアルも順調に進んでいます。

前回は緑のトンネルづくりの経過をお伝えしましたが、今回は緑のリビングの進捗状況をお伝えします。ツルを絡ませる骨組みを設置した後、緑のトンネルと同様に乱形石を敷いていきます。

この辺りも真鍋庭園緑化の皆さんに引き続きお願いしています。

花壇のふちと高さを合わせて頂いたので、車いすの方や足があまり上がらない方もスムーズに入ることができます。

ただ、このままでは地面との段差がありますので、スロープを設置します。

スロープはどんなひとが乗ってもがたついたりしないよう、しっかりと厚みのある木材で作られています。

スロープの製作は地元帯広の企業、から松の株式会社サトウさんにお願いしました。

屋上は降った雨が沁みたり貯まったりしないよう、勾配がついていたり、圧着する材料が張られていたりとフラットな環境ではありませんので、まっすぐカットしたまま置くとがたつきが出てしまいます。そこで、職人の方が地面の凹凸や高さの違いを見極めて手でカットしていきます。

車いすのタイヤが落ちたりしないよう、両側にはガードも付いています。

組み立てを終えて、ここでは仕上げの塗装をしていきます。

頑丈なスロープが設置されました。しかし、一番手前の部分はまだ段差があります。

地面に合わせた造作は木材では難しいので、この部分には鉄製のスロープを付けて仕上げです。

オーダーメイドですので、この時点で高さを取ってから製作に入るため、この部分は後日設置されることになります。

スロープが完成すれば、段差なく緑のリビングルームに入ることができます。この後、周辺部分に樹木やツル植物などを植栽し、敷石の部分に屋外用ソファとテーブルを設置すると、いよいよ完成になります。

元々植えられていた宿根草も芽吹いて大きくなってきました。残すところは植栽や芝張りとなります。緑が増えるといっそう庭らしくなるでしょう。

続報をどうぞお楽しみに!


Posted by 園芸療法士

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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