雪の朝

昨夜は5センチほどの積雪があり、朝起きて窓を開けると一面が真っ白な雪景色に変わっていました。

雪が降った分、朝の冷え込みも和らいでいます。

さて、昨日のブログでも、雪が降るため寒さが和らぐと書きましたが、道外に住まわれる方より、雪が降る方が寒いのではないのかと質問を受けましたので、お答えしたいと思います。


雪の日が暖かく感じられるのには、いくつかの理由があるようです。

一つ目として、放射冷却現象が弱まるいうことがあります。日中、地面は太陽の熱で暖められますが、夜間に熱が宇宙に向かって放射されます。良く晴れた日は熱が上空まで逃げるので、より気温が下がりますが、雪の日は雲が空を被っているため、熱が逃げないために暖かいそうです。

二つ目として、雨が雪に変わるときに、熱を放射するためです。夏は暑さを和らげるために打ち水といって、地面に水をまきます。水は蒸発するときに周囲の熱を奪うため、涼しさを感じられるのですが、雪の日はその逆で、空から水が凍って落ちてくる際に、熱を放射するといわれています。

三つ目は、雪による保温効果です。かまくらの中に入った事がある方はご存じかもしれませんが、雪には保温効果があり、0度以下に下がることはありません。そのため、地面の温度が保たれるのです。

調べたところ、以上の理由が考えられているようでしたが、別の理由もあるかもしれません。

今日はお日様が出て天気が良いので、降った雪は一部溶けています。しかし、天気が良い分、明日の朝は冷え込むようで、ー10℃近くまで気温が下がるようです。あまり寒いのもつらいので、ドカ雪は困りますが、時々雪が降るとよいです。


Posted by 園芸療法士

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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