北斗福祉村ガーデン星の庭では、アスターなど菊の花の仲間が満開に咲いて見頃を迎えています。
今週の園芸療法プログラム「花はなくらぶ」では、秋の花を身近に感じて楽しんでいただこうと、生け花を企画しました。
生け花といっても、難しいものではありません。コーヒーカップに水を注ぎ、そこに気に入った花を選んで入れていくだけです。実際、最初の説明で「生け花」と聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるのですが、実際にデモンストレーションをお示しすると「なんだ、そんなことか」と、気楽に取り組まれる方が多いです。
使う花の材料はそれほど違わないのですが、花の盛り方や量によって仕上がった作品にはそれぞれの方の個性があらわれるようです。
作品が完成した後、皆さまに披露をして頂くのですが、「紫色が良い色だね」「白い花が効いているね」「かわいいね」等、様々なコメントが飛び交います。
最後は一番上の写真のように、1ヶ所に集めて飾るのですが、花を寄せ合うことでとても豪華な印象になります。「優雅な感じだわ」とどこからともなく声が上がって、「これを見ながらお昼食べたいわ」というコメントも飛び出します。この日は、せっかくなので、それぞれのテーブルに花を置いて夕方近くまで楽しんで頂きました。
花のいのちは短いですので、作品は写真に撮ってポストカードにして皆さまに差し上げており、そちらも喜ばれています。
北海道内では霜が降りたというニュースがちらほらと聞こえてきており、花の時期も残りわずかです。ただ、朝晩の寒暖差が大きいことで花の色はより鮮やかになりますので、霜が降りて花がなくなるまでの間、できるだけ楽しんで頂けるよう、プログラムを企画していく予定です。
Posted by 園芸療法士
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