雪の結晶

今朝は氷点下15℃を下回り、厳しい冷え込みとなりました。日中も最高気温が-6.5℃ほどと、1日を通してかなり寒く、昼間でも屋外に出ると耳が痛くなるほどでした。

昨夜は未明に雪が降り、朝には10センチ弱ほどの積雪があったのですが、冷え込みが厳しいと雪はサラサラでとても軽く、除雪はそれほど大変ではありません。

午前中の園芸療法プログラムを終え、星の庭の園路の除雪をしていると、積もっている雪に日の光が良く反射することに気付きました。そこで積もっている雪をよく見てみると、なんと、雪の結晶がそのままの状態で残っているではありませんか。

上下の写真に無数の雪の結晶がお日様の光を反射して光っているのをご覧いただけますでしょうか。

雪の結晶にはどれひとつとして同じものはないそうで、雪の研究に生涯を捧げ、世界で初めて人工雪の製作に成功した中谷宇吉郎博士は、「雪は天からの手紙」という言葉を残し、雪の奥深さを伝えています。ちなみに、中谷博士は雪の研究のために十勝に滞在することも多く、「雪の十勝」という随筆を残しています。


さて、昼頃になってもこれほど綺麗に雪の結晶が残っているのは今年初めてです。

気温や空気中の水蒸気の量など、雪の結晶には様々な要因が絡み合っているそうなので、いつもこんなにたくさんの雪の結晶を綺麗に見ることができるわけではありません。

寒いのは得意ではありませんし、早く青々とした庭にならないかと思っていますが、この時期、こうして綺麗なものを目にすると、冬も悪くないなと思ったりもします。


Posted by 園芸療法士


老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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