新年最初の郷土料理の日!鳥取県編!

皆さん、こんにちは!メンズRDです。

本日は新年最初となる郷土料理の日ということで、昼食に鳥取県の名物料理を提供しました。今回はその模様をお伝えしたいと思います。


メニューはこちらです!


どんどろけ飯、春雨茶碗蒸し、ブロッコリーサラダ、洋なしです。


まず、どんどろけ飯ですが・・・豆腐や野菜を入れた炊き込みご飯のことで、「どんどろけ」とは、鳥取県の方言で「雷」を指すそうです。

油をしき、熱したフライパンに豆腐を入れると、”バリバリバリ”と威勢のよい音が、雷鳴のように聞こえることから「どんどろけ」と名が付いたそうなんですね。

そこに、ニンジン、ゴボウ、ネギ等の旬の野菜、炊き込みご飯の味を引き立たせる干しシイタケや油揚げを入れ、調味料を加えて炊きあげます。




実際に厨房で木綿豆腐を炒めてみると・・・


バリバリバリと「どんどろけ」が鳴り響いてますね!

※豆腐は一度スチームコンベクションオーブンで素焼きしました。豆腐内の水分を出し、弾力が出て煮崩れ防止になります。(スチームコンベクションオーブンについてはこちらの記事をご覧下さい

ご家庭で作る際は豆腐を適当にくずし水を加えて火にかけ、ひと煮立ちしてからザルにあげたものを炒めると良いですよ。


そして他の具材を炒め、だし汁、醤油、みりん、酒で調味し、その煮汁でご飯を炊きあげます。

人参はスチームコンベクションオーブンで蒸した後、炊きあがったご飯に混ぜ合わせました。一緒に炒めて炊きあげると、火が入りすぎて(釜が大きい分)ご飯を混ぜている内にボロボロになってしまいます。人参の形が残っていると、綺麗な橙色が映え見栄えがとても良くなります。これは調理師の方から、大量調理ならではのポイントとして教えてもらいました。


よく味がなじんだら、ご飯を盛り付け、最後にネギをちらして完成です。


どんどろけ飯は豆腐の良質なタンパク質、根菜類の食物繊維やビタミン類で栄養満点かつ肉類を使わず、とてもヘルシーな料理ですね。

具材の旨みを吸い込んだご飯とネギの香りでどんどん箸が進みました。

利用者様からも「炊き込みご飯が美味しかった」、「ご飯が美味しいからお腹一杯でも食べられた」と好評な声が多数聞かれました。



続いて、茶碗蒸しですが、春雨を入れるのが鳥取県西部の作り方のようです。

茶わん蒸しに春雨を入れるようになったのは、主役の卵が高価だった時代に茶わん蒸しのかさを増すためだったと一説では言われています。


そして、副菜は収穫量が全国9位のブロッコリーを使用したサラダに、果物は洋なしでした。


さて、新年最初の郷土料理の日ということもあり、気合いが入り長くなってしまいましたが、次回は2月19日(金)に香川県のぴっぴ飯、まんばのけんちゃんを提供予定です。

これもまた、なじみのな名前が地域特有の料理という感じがして楽しみですね!


それでは次回もどうぞお楽しみに!!


Posted by メンズRD

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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