「かけはし」の1階には「パワーリハビリテーション」というマシンが2セット設置されています。6台で1セットになっていますので赤セット・青セットあわせて12台のマシンが円を描くように配置されています。
この「パワーリハビリテーション」というマシン、一見するとフィットネスジムに置いてある「筋トレマシン」のようにも見えますが(そういう使い方もできますが)、実は「筋トレ用」ではないのです。「かけはし」を利用される方々は日頃の日常生活動作で「やりにくさ」や「疲れやすさ」を感じてらっしゃいます。そういった場合、なんとなく「筋力が衰えた」と感じてしまいますが、実は本当の問題は単純な「筋力低下」ではないことが多いのです。
この「パワーリハビリテーション」はそういった問題を抱えている方々に対するリハビリテーションとして考案されたもので、「筋トレ」とは全く異なる使い方をします。
この理論について日本自立支援介護・パワーリハ学会上級指導員である講師の宮田先生が正しい知識と使い方を指導して頂ける研修会を「かけはし」で行いました。参加者は全道各地の病院・介護施設で従事している合計17名で、「かけはし」と同じ法人の「老健かみしほろ」からも2名の職員が参加しました。
宮田先生はみっちりと基礎理論についてお話をして下さいました。正しい使い方をしなければしっかりと効果が出ないこと、何を目的として行うのか等、非常にわかりやすく講義をして下さいました。この後は実際のマシンを使った実技練習も行い、朝からはじまった研修会は午後4時で終了となりました。
研修終了後に2人とも修了証を頂きました(中央が講師の宮田先生です)。
宮田先生は大変気さくな先生ですので、研修会終了後も受講した職員と今後の「パワーリハビリテーション」の進め方について質問をする時間を設けて頂けました。
「かけはし」「かみしほろ」ではこれまで以上に効果的な「パワーリハビリテーション」を提供するために今回の研修会で得た知識や技術を生かしていきたいと考えてます。
「パワーリハビリテーション」に興味のある方は是非、お気軽に職員にお声がけ下さい。
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