全老健(公益社団法人 全国老人保健施設協会)が毎月発行する機関誌「老健」の表紙に、星の庭でのひとときを切り取った一枚の写真が選ばれました。
写真に添えたコメントは次の通りです。
「脳梗塞後に麻痺が残った方と散歩の途中でひとやすみ。『来年はあの辺りまで行きたいね』。語らう2人を、木漏れ日がやさしく包み込みます。」
ちなみにこの号は通巻300号という記念すべき1冊で、表紙に選んでいただきとても感激しています。
写真に写っているのはかけはしの通所リハビリであるデイケアに通われている方と作業療法士です。記念すべき号を飾った感想を聞いてきました。
ーーー全国に発行される機関誌の表紙を飾りました。感想をお聞かせ頂けますか?
利用者さま「これ、全国のひとが見るの?それは気分良いね」
ーーーリハビリ中のひとコマですね。
利用者さま「後ろ姿でかえって良かった。正面はちょっと恥ずかしい」
ーーーちょうど300号ということです。
利用者さま「88歳の良い記念になったわ。家に飾っておきます」
ーーーそれは米寿の良い記念になりましたね。こちらこそモデルになってくださり、どうもありがとうございました。またの機会がありましたらお願いします。
利用者さま「載るのは一回だけで十分満足」
とても嬉しそうな表情でインタビューにお答えくださったのが印象的でした。
共に写っている担当作業療法士にも話を聞いたところ、庭いじりがしたいと希望されて通所が始まったものの、室内の歩行もはじめは不安定で外の散歩は難しいと考えていたそうです。しかし、リハビリを重ねる内に何とか庭の中央まで行けるようになり、木漏れ日の下で休憩をしながら次の目標を話しあっていたのがこの写真の場面だったそうです。また、植物に詳しい方なので、散歩中は色々と教えてもらいながら歩いているということです。ただ、療法士自身は掲載されるとは思っておらず、大変照れくさいと感想を話していました。
全老健からは表紙写真を提供したことに対する感謝状をお送り頂きましたので、額装したものを1階受付近くの柱に掲示しております。かけはしにお越しの際はぜひご覧下さい。
Posted by 園芸療法士
※写真の掲載については利用者さまのご承諾および全老健さまからの許可を頂いております。
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