本日は3階に入所されている方との園芸療法プログラムです。
2月2日の節分当日は2階で鬼退治をしましたが、3階ではまだ鬼退治をして厄を落としていませんでしたので、皆さまと協力して鬼をやっつけることにしました。
物陰に潜んで鬼が出番をうかがっています。
そして、じわりじわりと足音もなく迫り来る鬼。
冬の光に照らされて、いっそう不気味さを醸し出しています。
手前にいらっしゃる皆さまはまだ鬼の接近に気付いていません。
あぶない!気をつけて!!
しかし、阿鼻叫喚のさなか、身体の大きな鬼にもひるむことなく、皆さんは豆にみたてたボールを果敢にぶつけて攻撃します。
後で聞くところによると「身体が大きいのでぶつけやすかった」との声もありました。
ボールを当てられると鬼はうめき声を上げるので、次々にボールが飛んできます。終盤にはスタッフも加勢して鬼を退治しました。
鬼が去って行くと、皆さまはいまだ興奮冷めやらぬという感じで、無事に厄払いできたことを喜んでおられました。今年も皆さまにとって良い年となることをお祈りしております。
さて、その後は2週間前に種をまいた豆苗の観察と切り戻しです。
たった2週間の間に、長いものは15センチを越える高さまで伸びていました。
冬のあいだ、北海道では観葉植物以外に緑の葉をほとんど見ませんので、葉の濃い緑色が目に嬉しいです。
新型コロナウィルスが流行していなければ、豆苗を収穫して食べたいところなのですが、まだそういう状況ではありませんので、今日は切り戻しだけすることにしました。
よく見ると、根元に芽がありますので、その上でちょっきんと切っていきます。
豆苗はエンドウ豆の芽なので、切っているとグリーンピースと同じ匂いがしてきます。良い匂いだと言う方もいらっしゃれば、グリーンピースが苦手だからこの匂いも嫌だと仰る方もいらっしゃいます。
ともあれ、久しぶりに生き生きとした植物を見たり触れたりして、何となしに皆さま良い表情をされていた様な気がします。
来週は建国記念の日で活動がありませんので、2週間後、上の写真のようにばっさりと切り戻した豆苗がどうなっているのか、楽しみにして頂きたいと思います。
Posted by 園芸療法士
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