2021.02.22 08:00カイワレ大根の収穫先週は最高気温が7℃や8℃に上昇し、雪どけが進みました。そんな日は風も少し柔らかく、わずかながら春が近づいてくることを実感できます。さて、園芸療法プログラムでは、来月から始まる夏野菜や草花の種まきシーズンを迎えるのに先駆けて、室内での水耕栽培を始めています。先週の月曜日は、やさいクラブという活動でカイワレ大根の種まきをおこないました。隣り合うお二人で一つのカップに種をまいていきます。カイワレ大根の種はひと粒の大きさが、ごま粒3つから4つ分くらいとそれほど小さくありませんので、皆さんもそれほど難儀することなく種をつまんでまいておられました。トレイにまく際は1ヶ所あたりの粒数が決まっていますが、今回は特に制限がありませんので、今後、他の野菜等の種まきに向け...
2021.02.10 08:00園芸療法 2/8 今年最初の種まき老健かけはしのある北海道十勝地方は1月末から2月の上旬までが最も寒いのですが、2月中旬や下旬になってもかなり冷え込むことがあります。実際、今日現在の予報では2月18日に最低気温がマイナス15℃となっています。これだけ寒いと雪も溶けず、一面真っ白な雪景色なので、まだまだ春という感じはしないのですが、寒いのとは逆に、2月の半ばを過ぎると日中は陽気を少しだけ感じられるほど気温が上がる日もあり、そんな時は少しずつ春が近づいてくる気配を感じられます。かけはしの菜園や花壇に植える野菜や花の種まきを本格的にスタートするのは3月に入ってからなのですが、本日は一足はやく「イタリアンパセリ」の種まきを行いました。
2021.02.04 08:00園芸療法 2/4 節分の鬼退治、豆苗の切り戻し本日は3階に入所されている方との園芸療法プログラムです。2月2日の節分当日は2階で鬼退治をしましたが、3階ではまだ鬼退治をして厄を落としていませんでしたので、皆さまと協力して鬼をやっつけることにしました。物陰に潜んで鬼が出番をうかがっています。そして、じわりじわりと足音もなく迫り来る鬼。冬の光に照らされて、いっそう不気味さを醸し出しています。手前にいらっしゃる皆さまはまだ鬼の接近に気付いていません。あぶない!気をつけて!!
2021.02.02 08:00園芸療法 2/2 節分の鬼退治、紅葉の標本づくり本日は節分です。例年は2月3日が節分、2月4日が立春という暦ですが、地球の公転にかかる日数やうるう年の関係で、今年は立春の時刻が2月3日に入ることから、今回は124年ぶりに2月2日が節分となったようです。節分といえば、すぐに思いつくのは「豆まき」ですね。鬼に豆をぶつけて鬼退治をすることで、その年の厄を払うといわれています。煎った大豆を用いるのが一般的ですが、北海道では大豆ではなく落花生を使って豆まきをすることが多いです。落花生は硬い皮があるため、豆まきした後もそれを拾って食べることができるので、無駄がなく合理的ですね。そういうところが北海道らしいです。さて、かけはしに入所されている皆さまにも厄払いをしていただこうと、鬼役のスタッフが勢いよく飛び出してき...
2021.01.27 08:00園芸療法 1/26 かけはし産大豆で味噌づくり新しい年になって早くもひと月が過ぎようとしています。寒さは相変わらずですが、夕方4時半になっても明るかったり、日の出も早まったりと、少しずつ日が延びていることを実感します。さて、今回は園芸療法プログラムにて味噌づくりを行いましたのでお伝えします。この時期に作る味噌は「寒仕込み」といって、1月~3月は味噌の仕込みに適した時期といわれています。というのも、この時期に仕込むとまだ気温が低いことから、夏頃のピークにかけてゆっくりと発酵するため、美味しい味噌が仕上がるそうです(マルカワ味噌HPより)。かけはしでは、正面玄関前の畑で、昨年、ジャガイモと大豆を栽培しました。元々は、9月頃に収穫祭の開催を見込んでおり、育てたものをじゃがバターやポテトチップス、枝豆とし...
2021.01.14 08:00園芸療法 1/14 ジャガイモのスタンプ年が明けるまでほとんど雪が降らなかったものの、先週に34センチの積雪を記録して以降、断続的に雪が降っています。ついこの間までは雪がないために冬らしい気分が盛り上がらないと言っていましたが、雪が降ってしまえばやはり雪かきがあるので、雪が降るのも大変だなあと改めて実感しています。さて、雪深く気温がとても低い北海道では、10月の終わり頃から4月の末頃までは園芸療法プログラムを屋外で行うことはできません。例年は育てた野菜を貯蔵しておいて冬の間に調理するというプログラムを考えていましたが、この冬は新型コロナウィルスの感染対策のため、調理活動は行うことができません。しかし、せっかく収穫したジャガイモを放っておくわけにはいきませんので、今日はジャガイモのスタンプを作...
2021.01.05 08:00新しい年の願い事&運試し新しい年が始まりました。ここ帯広は珍しく雪のない正月を迎えておりますが、ここまで1㎝以上の積雪さえなかったことから、ニュースとして取り上げられています。12月の降水量は0.0ミリで、これは1892年1月の観測以来最も少なかったそうです。星の庭を管理する者としては、雪がないと厳しい冷気(今朝の最低気温はマイナス13℃以下!)にさらされて宿根草(冬は根だけで生き延びて春になると芽を出す植物)が傷んでしまうので、ふかふかの雪が早く積もらないかとやきもきしています。今のところ、今週の7日木曜日は朝から夕方まで雪の予報となっておりますが、どれくらい積もるでしょうか。さて、そんな異常気象のせいで雪がないために、新年らしい気分が盛り上がりませんが、暦ではしっかりと新...
2020.12.25 08:00園芸療法 12/25 新年の飾りづくり園芸療法プログラムでは先月末にクリスマスツリーの壁画、今月に入ってからはポップアップのクリスマスカード作りなどを行いました。そして迎えたクリスマス当日ですが、ちょうど1週間後は1月1日元旦となります。園芸療法プログラムは週に1度の実施ですので、今日のうちに新しい年を迎える準備をしなければ・・・と、クリスマスの話題もそこそこにお正月の飾りづくりを行いました。寒さの厳しい北海道には常緑の植物(年間を通じて葉を茂らせているもの)があまり多くありませんが、敷地には「ニオイヒバ」という常緑の樹木があります。その枝を束ね、飾りの土台に使います。今回は、大きな松かさや小さな松かさ、赤い実、そしてお正月らしい飾りを取り付けて仕上げました。
2020.11.11 08:00園芸療法 チューリップの球根植え今日は最高気温が5.5℃までしか上がらず、とても風の冷たい一日でした。先週末は最高気温が15℃ほどととても暖かでしたので、急な寒さに身体が追いつきません。明日の朝は最低気温-4℃を下回る予報で、いまから戦々恐々としています。週末は最高気温が2桁になって陽気が戻りそうですが、その後はまた冷え込みがやってくる予報で、季節は確実に冬へと向かっているようです。さて、本日ご紹介するのは、紅葉が鮮やかだった先月末の園芸療法プログラムです。
2020.10.08 08:00デイケア園芸 ポップコーンの種取りデイケア園芸では、今年は曜日毎にさまざまな野菜を栽培しています(月曜・ミニトマト、火曜・ジャガイモ、水曜・枝豆、ベビーリーフ、チンゲンサイ、木曜・ポップコーン、金曜・バジル)。木曜日にデイケアに通所される皆さんと育ててきたポップコーンは先月9月17日に収穫して、ひと月弱の間乾燥させていました。この間、気温も高く天気の良い日が続いて、すっかりと乾いてカチカチになってきたため、今回、いよいよポップコーンにするための最終段階である種取りの活動を行いました。
2020.10.02 08:00十五夜のカードづくり昨日、10月1日が今年の十五夜でした。十五夜は旧暦の8月15日にあたる日で、現在の暦では9月のことが多いのですが、今年は10月に入ってからとなりました。ここ、北海道帯広市では昨夜は厚い雲がかかっていましたので、残念ながら中秋の名月を見ることができませんでした。その代わりと言っては何ですが、本日の園芸療法プログラムでは丸い大きな月を見ることができる「十五夜のカード作り」を行いました。上の写真の月を見て頂くと、クレーターのような模様ができているのが分かると思うのですが、実はこの月はある野菜をスタンプにしてできあがったものです。その野菜がこちら。
2020.09.01 08:00園芸療法 9/1 枝豆の収穫、塩ゆで今日は曇りの予報でしたが、朝から小雨の降る肌寒い天気でした。午前中、3階にて「やさいクラブ」の活動があったのですが、こんな日は室内での実施となります。本日は、種まきから育てた枝豆の収穫をして塩ゆでにして食べました。まずは、枝豆のさやをひとつずつもぎ取っていく作業からスタートです。十勝地方は国内でも有数の豆の産地として知られていますが、枝豆(大豆)も有名です。特に、中札内村では枝豆を名産として栽培しており、収穫から加工まできわめて短い時間で行うことでとてもおいしい冷凍枝豆を生産しています。今回参加された方の中にも中札内村出身の方がおられ、「中札内の枝豆はおいしいんだよ」と誇らしげに話をされていました。名産地であることから、枝豆は身近なものであり、こうして...