雪の下のダイコン

本日は、個別園芸療法として、ダイコンの収穫を行いました。

農業経験のある方と共に、冬が到来してもそのまま畑に残してあったダイコンを収穫します。土が凍結しており、スコップで土を削りながら、ようやく収穫しました。ご自宅ではたくさんのダイコンを育てておられたようで、慣れた手つきで収穫していきます。真剣な表情で黙々と作業をすすめ、ダイコンを傷つけることなく丁寧に抜いておられました。収穫したダイコンを見ると、「凍ってるから、どうかわからないよ」とお話しされるものの、ひときわ笑顔です。

収穫したダイコンはキッチンで丁寧に洗いました。一晩置いて、凍っている部分が溶けたら、様子を見てどう調理するか考えようと、提案してくださり、明日、ダイコンの顔色を見ることにしました。

感想をお尋ねすると、「どうってこともないけどな」「久しぶりに畑仕事した」と、居室などで過ごす時とはまた違う、充実感のある表情をされていました。冬場の畑仕事はあまりありませんが、久しぶりに土に触れることは、ご本人にとって、とても有意義な時間となったようです。


Posted by 園芸療法士

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

0コメント

  • 1000 / 1000