園芸療法 3/7.8 福寿草の壁飾りづくり 

今日は風が冷たく、4℃ほどまでしか気温の上がらない肌寒い日でした。明日は打って変わって最高気温が10℃を越える暖かな日になりそうです。さすがに気温が二桁ともなると、雪どけも進みそうです。

さて、今回は春を告げる鮮やかな黄色い福寿草の花をモチーフにして、壁飾り作りを行いました。あらかじめ皆さんにフラワーペーパーで作って頂いていた花を、雪どけの斜面に咲く福寿草の花に重ねて貼り付けていきます。

福寿草は北海道ではよく見かける花で、家の庭に植えていたという方もたくさんいらっしゃいました。また、北海道では春になるとまず咲く花であることから、「マンサク」とも呼ばれています。帯広を代表するお菓子屋さんの六花亭には「万作」という商品があり、商品のパッケージには、六花亭の包装紙のイラストを描いたことで有名な坂本直行氏が描いた福寿草の花がプリントされています。

ちなみに、一般的にマンサクの花というと、福寿草ではなくマンサク科マンサク属の「マンサク」という花のことで、本州以南で春にまず咲く花です。独特の形の花ですが、香りがとても良いので、家に飾っておくと春の訪れを匂いで感じることができます。


福寿草は北海道に暮らす方にはなじみがあり、とてもかわいらしい花なので、たくさん植えて群生させたいところですが、割とヘビーな毒がありますので、園芸療法では使いません。そのため、今回のように、福寿草の花を模して話題提供することが多いと思います。

福寿草の花はその名前や鮮やかな黄色から、幸福を呼ぶ花といわれていますので、さっそくお部屋に飾りたいと、楽しみに持ち帰られる方が多かったです。


Posted by 園芸療法士

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老健かけはしブログ

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