老健かけはし北側を南9線という道路が走っているのですが、そこにはイチョウが植えられ、美しい並木になっています。
10月の下旬になり、イチョウの葉が鮮やかな黄色に染まってきました。西日を浴びるとまるで光っているかのようで、星の庭の入り口にあるアーチを通してみると一枚の絵画のようです。
イチョウは雌雄異株(しゆういしゅ)といって、オスの木とメスの木があります。ギンナンが付くのはメスの木だけです。外種子といわれる外側のやわらかい部分は熟すとかなりきつい匂いがするため、街路樹としてはオスの木だけを植える地域が多いのですが、このイチョウ並木には時々メスの木があり、ギンナンを拾いに来られる方をよく見かけます。
ギンナンは茶碗蒸しにしたり、あぶって食べることが多いと思いますが、ギンコトキシンという有毒成分が含まれており、食べ過ぎると食中毒を起こすことが知られています。昔からギンナンは年の数以上食べてはいけないという言い伝えがあるようで、どれほど好きでも、食べ過ぎには気をつけたいものです(参考:「人もペットも気をつけたい園芸有毒植物図鑑」土橋豊著)。
ともあれ、目の覚めるような美しい黄色に染まるいちょう並木はとてもきれいです。葉が落ちてしまう前に、ぜひご覧になってください。
Posted by 園芸療法士
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