園芸療法 11/15 タマネギとニンジンのスープづくり

いよいよ最低気温が氷点下となり、寒さがきつくなってきました。インフルエンザも猛威をふるっており、しっかり身体を温める必要があります。

今日は、そんな寒い日にぴったりの温かいスープを作りました。

作るのはタマネギとニンジンのスープです。

タマネギは2階の菜園で育てていたものを以前収穫したもので、長く貯蔵できるように乾燥させておいたものです。

ニンジンはまだ2階の畑に植わっていたもので、さすがに寒くて入所者の方と外に出るのがためらわれたので、スタッフが収穫しました。この寒さでニンジンは大丈夫なのかと疑問が湧くかと思うのですが、青森県の「ふかうら雪人参」で知られるとおり、人参は寒さに当たると凍らないようにデンプン質を糖に変える性質があるそうで、ぐっと甘みが増すといわれています。

さすがにカチコチに凍るほどの寒さではスが入ってしまいますが、ちょうど今ぐらいの気温で収穫するのが良さそうです。

あまり間引きをしなかったため、小さな可愛らしいニンジンです。まず皮をむき、それから5ミリほどの厚さで輪切りにします。写真はありませんが、タマネギも皮をむいてスライスします。

コンソメの素を溶かしたスープにニンジンとタマネギ、ベーコンを入れて、野菜が柔らかくなるまで煮込みます。煮込んでいる間は、タマネギやニンジンを育てた事があるか昔のことを尋ねたり、おいしい料理方法について尋ねたりします。ニンジンを育てた事がある方は多いのですが、タマネギの栽培経験がある方は少なかったです。

そうこうしている間に野菜が煮えたので、火を止めて塩と粗挽きの黒コショウで味を調えた後、MOCO'Sキッチンのごとく、香りの良いオリーブオイルをひと回し入れて完成です。

タマネギとニンジンの甘みが溶け出したスープはじんわりと優しい味に仕上がり、食べ終えた皆さんは「身体がポカポカしてきたわ」と頬を赤らめてお話ししていました。

今年はジャガイモ、タマネギ、カボチャなど貯蔵がきく野菜が豊作でしたので、年末までは時々美味しい料理づくりができそうです。


Posted by 園芸療法士

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