園芸療法 11/18 カボチャのぜんざいづくり

今日は予報で雪が降るといっていましたが、予報通り昼から夕方にかけて牡丹雪が降りました。牡丹雪は気温がさほど低くない時期(11月や3月など)に降る雪で、降ってくる雪の粒がふんわりとした大きめの形なのが特徴です。

今日は夕方に雪が雨へと変わり、路面はベタベタになっています。この時期はまだブーツなどを履いていないこともあり、真冬よりもこういう日の方が歩くのに難儀します。

さて、そんな日でしたが午前中の園芸療法では、以前収穫して寝かせておいたカボチャを使って「カボチャのぜんざい」を作りました。

カボチャと小豆を煮たものは「いとこ煮」とも呼ばれます。いとこ煮は固いものからおいおい(甥甥)入れるのでこの名がついたといわれていますが、地方によっていれる具材が異なるようです。北海道は甘党が多いので、小豆とカボチャを煮たものを「いとこ煮」と呼ぶことが多いようです。

ただ、今回は「カボチャぜんざい」を食べたいとのリクエストがありましたので、水を多く入れて汁物として頂くことにしました。

以前、カボチャの煮物をしたときと同様に、カボチャを切りやすいように事前に電子レンジで加熱しておきました。

おかげで皆様テンポ良くカボチャを切っていかれます。

ひと月ほど寝かせたカボチャはデンプン質が糖に変わり、ホクホク感は減りますが、ねっとりとした質感になり甘さも増します。

久しぶりに包丁を握られる方もいらっしゃいましたが、いざ包丁を手にするときりっとした表情で作業を進められます。

小豆を煮るのはとても大変なので、今日は粒あんを使います。粒あんはもちろん「北海道十勝産小豆100%」のものです。試しに聞いてみると「こしあん」派よりも「つぶあん派」が多かったです。

粒あんをしっかりと水に溶かして、ぐつぐつと煮ていきます。

小豆と砂糖の甘い香りが漂って、期待が高まります。

甘さを引き立たせるための塩を入れたらできあがりです。

私も試食をしましたが、カボチャ自体もとても甘く、とてもいいお味でした。

「身体が温かくなったよ」と紅潮したお顔でお話しされる方もおられ、寒さが続いて本格的に冬へと季節が移り変わっていく中で、ポカポカとした良い思い出になったのではないでしょうか。


明日は3階でもカボチャのぜんざいを作る予定です。


Posted by 園芸療法士

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老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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