今朝は濃い霧がかかって、どんよりとした一日の始まりでした。早朝は100メートル先も見えないほどの霧でしたが、陽が高くなるにつれて晴れていきました。
園芸療法プログラムでは、毎回の始まりの挨拶時に天気や日付の確認を行うのですが、今日は朝の霧のことが話題に上りました。その際、「霧と靄(もや)とガスはどう違うんですか?」という質問を頂いたのですが、すぐにはお答えできなかったので宿題として持ち帰らせていただくことにしました。
調べて見たところ、いずれも、空気中の水蒸気が冷えて液体となって目に見えるようになったものなのですが、1㎞先を見通せないものを「霧」、1㎞以上は見通せるものの、10㎞先までは見通せないものを「靄(もや)」と呼ぶ決まりがあることがわかりました。また、100m先を見通せないものを濃霧と呼ぶようです。「ガス」については、海上の霧や、山の霧をそう呼ぶことがあるようですが、はっきりとした定義はないようで、「霧」=「ガス」として使われる場合も多いそうです。ちなみに「霞(かすみ)」とは、霧などによって、視界が悪い状態のことをそう呼んでいるようで、気象用語としては用いられていないとのことでした。ひとつ勉強になりました。
さて、本日は、かけはしの畑で収穫したカボチャを使って「冬至カボチャ」を作りました。この辺りでは、小豆とカボチャを一緒に煮る「いとこ煮」を冬至に食べることが多いようです。ちなみに、なぜ「いとこ煮」という名前なのかというと、小豆とカボチャを「追々」煮ることから、甥と甥で、「いとこ煮」となったという一説があります。
小豆を煮るところから始めると大変時間がかかりますので、今回は北海道十勝産のつぶあんを水で溶き、そこにカボチャを入れて煮ることにしました。カボチャは坊ちゃんカボチャという小さなものを使いました。あらかじめ電子レンジで加熱しておきましたので、どなたでも簡単に切り分けることができます。コトコトと煮込み、甘い味が少し染みたところでいただきます。
甘い味が舌にうれしく、「おいしいわ」「最高」との声が上がります。カボチャの味も濃く、この冬は皆さん、元気に過ごすことができるのではないでしょうか。
明日は、3階でも冬至カボチャ作りを行います。
Posted by 園芸療法士
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