園芸療法 4/6-7 ふきのとう、二十日ダイコンの観察、種まき

先週は気温が15℃近くまで上昇し、春らしい暖かな日が続きましたが、打って変わって昨日と今日は風の冷たい肌寒い一日となりました。

4月に入ったというのに、今週の木曜日はみぞれ(雨と雪が同時に降るもの)あるいは雪の予報で、最高気温が6℃以下と冬に逆戻りをするかのような一日になりそうです。

それでも、木曜、金曜の寒さを乗り切れば、来週は軒並み最高気温が15℃を上回るポカポカ陽気の日がやってくるとの予報で、そんな春らしい日々が待ち遠しいです。

さて、そんな肌寒かった昨日、今日の活動ですが、春らしさを感じていただけるような内容となりました。

まずは、ふきのとうの観察です。

この辺りでは山菜としてふきが良く食されていたり、帯広を代表する菓子メーカーである六花亭のパッケージにも、坂本直行画伯の描いたふきのとうがあしわられていたりと、ふきのとうはとてもなじみ深いもののひとつです。

かけはし2階のテラスにある菜園には、土を入れたときに根が混じっていたのか、春になるとふきのとうが出て、ふきが伸びてきます。

せっかくなのでふきのとうを摘み取って、皆さんに手にとって頂きました。ほのかに香るふきのとうの匂いに「懐かしいわ」と喜ばれる方もおられ、尋ねてみると「ふき味噌や天ぷらにして良く食べたよ」と教えて頂きました。

その後は、以前種をまいた二十日ダイコンの芽の観察です。

ハート型の芽が可愛らしく、皆さんじっくりと様子を眺めておられました。その後、ズッキーニなどの野菜や、パンジーなどの花の種まきをしています。

この先、暖かい日が続けば次々に芽が出てくるでしょう。同時に、星の庭の木々もつぼみを膨らませています。鮮やかな新芽の季節はあとひと月ほどで訪れますが、北国の春はあっという間に景色を鮮やかに染め上げます。新型コロナウィルスの影響で落ち着かない状況が続きますが、季節の移り変わりに目を向けて、春の訪れにささやかな喜びを感じたいものです。


Posted by 園芸療法士

老健かけはしブログ

社会医療法人北斗 十勝自立支援センター 介護老人保健施設 かけはしのブログです。 かけはしの取り組みや園芸療法、イベント情報などを随時お伝えします。

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